2017年、3月24日(金)、紀南文化会館(和歌山県田辺市)で、落語deオペラ「愛の妙薬」(田辺ゾリステン主催)にアディーナ役で出演させて頂きました。去年夏に京都府民ホールアルティで上演(京都音楽劇団主催)されたものをベースに上演された今回の公演。客席は、満席!まさかの立ち見が!!
今回は日本語字幕なしで、明石正之(落語家)さんの語りを交えて、ピアノ奥田昌代さんとエレクトーン森松慶子さんの伴奏でお届けいたしました。
田辺と言えば、武蔵坊弁慶!ということで、ベルコーレ福嶋勲さんの部下は弁慶二人!笑
ネモリーノ松原友さんと、インチキ薬売りドゥルカマーラ吉田昌樹さんの滑稽な掛け合いの場面!2人のキャラクターはお客様から大人気でした!
舞台上で演じていて、お客様から笑い声が聞こえてくるたびに、テンションはどんどん上がりました。演じ手とお客様の距離が近く、とても臨場感がある楽しい公演でした。また機会があったら、落語とコラボさせて頂けたら嬉しいです。
そして村人役の合唱は、地元田辺の皆さんに出演して頂きました。オペラは初めてで動きながら歌うのは。。。と仰っていた方々。お稽古を重ねるごとに演技に新しいアイデアが織り込まれていき、公演後は「滅多にない経験!とても楽しかったです。」とのお言葉。嬉しかったです!私はDVDで楽しい村人たちの演技を拝見、たくさん笑わせて頂きました。もう一度巻き戻し!をしたぐらいです。笑
ソリストはピアニストと大阪で、合唱の皆さんはエレクトーン奏者と田辺でのお稽古。指揮者と演出家、舞台監督に舞台助手。重要な役割の人が不在の今回の公演。オペラでは、それぞれのプロフェッショナルが自分の持ち場を守る事が大事だと痛感しつつ、自分の役を演じることプラス、それぞれの持つ能力を結集して、みんなで作り上げた舞台でした。
ジャンネッタ役は、京都公演の時には合唱でのっていた私の生徒、中世古裕子が演じさせて頂きました。もう一人の生徒も、田辺の合唱の皆さんのお仲間に入れて頂きありがとうございました。二人にとっても、とても貴重な舞台経験になりました。
私は、2回の公演を通じて、アディーナの役がとても好きになりました。
アディーナさん、さようなら。また会う日まで。
今年9月3日は京都ロームシアターで、ミミ役(プッチーニ作曲『ラ・ボエーム』)を演じさせて頂きます。恋人ロドルフォ役は、ドイツ国立歌劇場で活躍中の若手実力派テノール!
チケット発売開始しましたら、改めてお知らせさせて頂きます。
どうぞお楽しみに♬
楠本未来